第1章

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【コメダから、まっぺん】 「残念だったね。やっぱり、トヨタ自動車(株)の料理サークル‘めちゃんこあんかけスタ‘は、強かった。毎晩、改善していたからね。それでも里香は、よくやったと思うよ。」 私は、シロノワールに蜜をかけていた。温かいブリオッシュ生地のパンに冷たいソフトクリームが溶け、そこに蜜が混ざると絶妙の味わいになるからだ。シンディさんは、ひれカツサンドとコーヒー。(勿論、モーニングのパンと卵が付く11時ぎりぎりに入るのは常識) 「いいんです。結果なんて。それより、もっと大切なものを頂きましたから。私、まいっぺん挑戦します。シンディさん来年も、よろしくお願いします」 今回のことで、一回り成長した、里香が、そこにいた。(おわり)
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