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単発
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朝は5時に起床だ。
単純に空腹になるから。
朝の朝食は礼拝があるようで、しかし、神なんて八百万(やおよろず)以外は信じてない六音は朝食には顔を出さない。
部屋で朝食を造り、任務を言われるまで部屋で過ごす。
昔の仕事からの影響だ。
昔の仕事からので今も偽名だ。
それは、あの頃が…愛しいから。
「刀共、飯だ」
刀を椅子の上に置き、その前に水が入ったグラスを置いてやる。
一応、意思のある刀共は感じだけでも味わいたいと六音に抗議した。
とは言っても、ガタガタ五月蝿かっただけだが。
「恵みに感謝して…いただきます」
目前で手を合わせて合掌し、箸を手にする。
今日も始まりを告げた。だからと言って六音は自分のスタイルを崩すつもりはない。
「西を…かならず始末する
そして、…また、あの時みたいに語り合いませう」
唯一の友人との再会を夢に見ながら、ふと物思いにふけたのだった。
おわり
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六音のフリーダムさと、過去をチラリ
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