action 18

22/28
6234人が本棚に入れています
本棚に追加
/651ページ
「何、それ?!」 悪戯が見つかった子供のように、クスクスとおかしそうに笑い続ける真白に、私が 「……信じられない」 と膨れっ面すると、真白は急に真顔になった。 「信じられないのはこっちだよ。 まさか別れたら速攻で、婚活パーティーに行き、そこで会った男とデートするとは思わなかった」 「うっ……」 経緯はさておき、事実なので否定出来ない私は言葉を詰まらせる。 そんな私を真白は射抜くように見つめて言った。 「晶は、俺の事が好きだった?」 「え?」 「晶にとって愛し愛されたい関係でいてくれる男が居てくれれば、それで良かったんじゃないか? その関係を保つのには、結婚する事だと考え始めたから、今の俺は晶との結婚には不適格だと思って、割り切った。 晶にとって俺は割り切れる男。その程度の男だった?」 「ち、違う! 私は真白が好きで、だから……」 「だから?」
/651ページ

最初のコメントを投稿しよう!