action 2

8/33
前へ
/651ページ
次へ
「え?わかっていないって、何が?」 「男の本質も含めて、全部よ!」 わかってないと、私は依代ちゃんに全てを否定されてムッとしてしまった。 だから私は依代ちゃんに、強い口調で言い返す。 「何が? そんなの、ちゃんとわかってるよ!」 「いいや、わかってない!」 依代ちゃんは、私の言葉を遮るように強い口調で言い切る。 「....」 私が黙り込むと、依代ちゃんは眉を下げて、少し困ったような顔で微笑んだ。 そして依代ちゃんの次の言葉。 「だって、晶ってさぁ……ホントは男の人が苦手じゃん」 「え?……」 さっきの興奮して強い口調の依代ちゃんどこにもいなかった。 そんな依代ちゃんに対して、私は驚きを隠せなかったし、戸惑ってしまった。
/651ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6230人が本棚に入れています
本棚に追加