action 2

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本当は沙耶ちゃんに言えないと思っている自分が後ろめたくて。 沙耶ちゃんが、どう思うのか...それが怖かった。 「良い子なんでしょ? 晶から見て、良い子って思ったんでしょ?」 「うん……」 「なら、晶の人を見る目は間違ってないし、たまたま要って人は晶の想定外。それだけずる賢い男だったんだし、晶は悪くないよ」 依代ちゃんは、自分の男を見る目が無かったと思う私の気持ちを察して…… そんな女友達の気持ちが嬉しくて…ポロリと涙を溢せば 「ああっ、もうっ! 泣かないのっ!」 依代ちゃんがテーブルの上にあるペーパーナフキンを私に手渡した。 私はそれを受け取り、目頭を押さえる。 「依代ちゃんみたいな……」 「私みたいな?」 「……彼氏が欲しい」 ちらっと上目遣いで私が依代ちゃんを見ると、依代ちゃんは「あははは」と大笑いをした。
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