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「一昨日、蓮花ちゃんから連絡があったんだけど」 「蓮花ちゃんから連絡? 」 「あれ? 晶は聞いてない?」 「う、うん…」 蓮花ちゃんは依代ちゃんと同様に、私の学生時代からの友人だ。 私達三人は仲が良くて、いつも三人で連絡を取り合っている。 なのに蓮花ちゃんが、私にだけ連絡しなかった? 一体、何の話なんだろう。 訝しげに依代ちゃんを見つめると、依代ちゃんは大した事ないって顔で、淡々と言う。 「まだ晶には伝えてないのは、晶には彼氏がいると思っているからだね」 え?彼氏と別れてないと思ってたからって……? 「まだ、蓮花ちゃんに別れたって言ってないんでしょ?」 「う、うん……」 「だったらさー、蓮花ちゃんに私から言っておくわ。晶が彼氏と別れたって! きっと、蓮花ちゃんは喜ぶと思うわ」 「え? な、なんで?」 「あのね、蓮花ちゃんの話ってのは....」 そう言って依代ちゃんが手招きするから、私は亀が甲羅から首を出すみたいに首だけ依代ちゃんの方に近づける。
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