action 3

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金曜日の夜。 仕事を終えて向かった先は、和食ダイニングバー。 旬野菜を提供し、味に定評のあるこのお店の個室に足を踏み入れるとーーー 「晶ぁ! 元気だったぁ?」 眼鏡をかけた知性溢れる美人が、私に微笑む。 「うん。元気だったよ。蓮花ちゃんも、元気だった?」 私も微笑み返す。 広い個室。ロングテーブルの右端に、女子が三人、固まって座っていたのだが、久しぶりに会った蓮花ちゃんの横に座っている女の子が、椅子から立ち上がる。 「お久しぶりです。今日は無理を言ってすみません」 丁寧に頭を下げる彼女に、私は微笑む。 「そんなことないよ。私は楽しみにしていたんだもの。久遠ちゃん、頭を上げて」 私がそう言うと、久遠ちゃんの向かいに座っていた依代ちゃんがクスクス笑う。 「そうだよ。晶にとっては、ラッキーだったよね?」 「ラッキーって事では…」 私が言いかけると、それを遮るように 「依代ちゃんから聞いたよ。晶、色々あったんだってね。今日は飲み会って事で、楽しもう。ね?」 蓮花ちゃんが柔らかく笑った。
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