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和弥の研究所に、東雲が訪ねてきた。
相変わらずの二枚目の東雲は、
研究所に居た女性の目を惹きつけていた。
機械ばかりの研究室だったが、]
開発中の化粧品も置かれている。
和弥が、
明香利に頼まれて開発させられている、
自然派かつ高性能な化粧品だった。
化粧品につられて、女性の研究員が和弥の研究室に多く出入りしていた。
「女性に人気だな。
和弥が女性よりも綺麗だしな、
化粧品に信憑性がある」
嫌味な所は、変わらない東雲だった。
「それに、流々石の実用化おめでとう。
あれは、
今世紀最大の功績だ」
東雲は嫌味を言いに来たわけではない、
約束した訳でもないが、
再び出現する流々全力を尽くす為に訪ねて来た。
和弥は、コーヒーを淹れると、
椅子に座った。
「流々の出現箇所は惑星だ。
様々な条件でシミュレーションした。
多分、融合する」
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