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「和弥、
生命反応を捉えられるか?」
近寄った機材が、心臓の音を捉えた。
「心臓から出現している」
金属に遮られて見えないが、
心臓から出現する光景は想像できない。
金属を透視のする機能もあるが、
空中に心臓のみ捉えるだけだった。
「金属の中には、
酸素の存在が認められる。
タンクの水が出現した」
予期せぬスクリーンが、和弥の正面に来ると、
又宇宙船が映っていた。
今度は、
警備隊に追い掛けられているが、
最新型の高速船の為に距離は開いていくばかりだった。
「高速船?」
高速船は、
出現箇所に向かってきていた。
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