80人が本棚に入れています
本棚に追加
「宇宙船を止めてください。
出現はまだ、安定していません」
和弥の言葉より早く、
高速船に向かい退避要請が出されたが、
止まろうとはしなかった。
「息子を返せ」
高速船から奇妙なメッセージが届いた。
息子とは、
もしかして天羽の事なのだろうか?
和弥は、遊軍の機材も用意していた。
故障した時の予備でもあったが、
予期せぬ値を算出した時に、
状況を確認させるための機材でもあった。
遊軍の機材を、
進んで来た高速船の前に移動させると、
ネットを放出し進行を食い止める。
残った隕石があった場合の移動用ネットだったが、
宇宙船の進行を止める事が出来る事が判明した。
最初のコメントを投稿しよう!