第二章 別れは,はじまりのために

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「きっと…… 報告に来ると思って待っていたのよ。 テレビで出ている、 学生の協力って貴方達でしょう?」  高重力場の予測シミュレーションの導入が、 内宇宙でも急速に進み始めていた。 導入にあたっては、 好意的にも悪意にもテレビは放送するが、 事故がきっかけになった事は否定できない。 「はい」  奈々子に嘘を付く気は無かった。
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