第2章 最初の罠

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「助手席ってさ、大事な人しか乗せないだろ?それでつい」 律さんは軽い調子で うそぶいて見せるけど。 「ああ。ですよね……」 「ごめん、ごめん」 こんなとこ 誰かさんに見られてみろ。 自分のことは棚に上げて どんな言いがかりつけられるか分かりゃしない。
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