第2章 最初の罠

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「すみません。年下の僕が、余計なこと……」 「なあに、気にしないで」 いや 年齢のせいだけじゃない。 幼い頃から知ってるけれど 僕はどうしてもこの人の中には 今一歩踏み込めないんだ。 「あのそれで……僕に話って……」 緊張する。 優しく微笑んで 見つめられるほど 身体が固くなる――。
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