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ときめき。
「笑顔」…笑った時の顔。
あの面接の日から2日がたった。
出勤する日は電話で連絡すると言われたから
私からは連絡していない。
でも2日も連絡がこないとなると、やっぱり私なんてとらないようにしようと思ったのかな。とか悪い方に考えがいってしまう。
「どうしたものか…」
私はため息をつくとそばにあった枕をぼふっとした。
その時携帯が振動した。
「あ、メールだ」
メールの送り主は彼氏だった。
「バイト受かったんだよね?おめでとう。頑張ってね」
ふにゃりと自分の顔が崩れるのがわかった。
こういうところほんと可愛いんだよなと思いつつ。
ープルルルー
そんなことを考えていると携帯が鳴り出した。
基本メールとかの音は切っているからこれは電話だ。
「もしもし…」
「あ、田中さんの携帯ですか?〇〇店の店長です。」
「あ、はい!田中ですっ!!」
「急で申し訳ないんだけど明日は出勤できるかな?」
私は横目でカレンダーを確認するととびっきりの声で
「大丈夫ですっ!」
と答えた。
「じゃあ、明日!頼むね!」
「はい!」
ープツー
電話が切れたのを確認し私は大きく伸びをした。
「明日が初出勤っ!
がんばるぞっ!!!」
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