第1章

19/40
前へ
/40ページ
次へ
これは絶対にカラオケで生で歌っていると、全員の意見が一致した。 この店の中で誰かが歌ってるんだ! 酔っ払っている翔子さんが、何を思ったか、どこで歌ってるのか探しに行こうと言い出した。 何を言い始めるんだと思ったが、一緒に来ていたママも、行こう行こう!と言い出した。 なぜか私も腕を引っ張られついていく羽目に。 3人で、おっぱいを揺らすテーブルの下を姿勢を低くして、暗い店内を探し始めた。 翔子さん、ママ、私と一列になって移動していた。 着物を着た上品なママが自分の目の前で、頭を下げて腰を落として忍者のようにサササッと小走りになって機敏に動いている。 その姿がおかしくて、一人で爆笑してしまった。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加