第1章

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そのオッパイパブの後、焼肉を食べに行くことになった。 余韻に浸り、焼肉屋でも延長戦状態。 みんなでさっき起きた話しをしながら、ゲラゲラ笑っていた。 その店で隣の席に、サラリーマン2人ギャル2人のどう見てもその日にナンパして出会ったとしか思えない4人が座っていた。 声が大きかったのか、会話が丸聞こえだったらしく、私たちの会話を聞いていつのまにか彼らまで一緒になって笑っていた。 ナンパしてみたはいいがイマイチ会話が弾まず、むしろ無理やり参加したような感じ。 人のふんどしで相撲をとるんじゃない。 ナンパしたなら、最後まで自分たちの力で盛り上げろ。若者たち。 翔子さんとママはかなり酔っ払っていて、いつもよりテンションが高く、この後カラオケに行こう!と言い出した。 「誘われてフラメンコ」をどうしても歌いたいらしい。 そして、その隣の4人にも声をかけ、一緒に連れて行くことになった。 いいんですか?!と言って、嬉しそうに彼らは着いて来た。 お客さんを真ん中に挟み、腕を組み六本木の街を横一列に並んで歩いてカラオケに行った。 その後ろを彼らが着いて来ていた。
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