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いつからかお前は一人でいることがなくなった。
周りに女が集まるようになった、
と言う方が良いかもしれない
「おーい双葉!」
俺は天野双葉(あまのふたば)
高校1年生だ。
そして今名前を呼んだのが同い年の水野万里(みずのばんり)
いわゆる親友という関係の奴。
「なにー?」
「今日一緒に帰れないわ、ごめん」
「おー分かった」
──今日、と言うよりは今日も、だ
俺の家は万里が3歳の時、隣に引っ越して来てからずっと隣。
本当に窓から移れる位の近さだ。だから必然的に帰り道は同じになる。
だから中学1年生位までは一緒に帰っていた。
その頃から万里の両親は外国に転勤する事になって万里は家に一人残った。
その前から万里はルックスも良くて頭も良い。
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