お前が居ない日

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親は共働きだったから誰も居ない。 俺は暇だったからどこかに行こうと思った。 でも、どこに行こう? そんなことを考えながら歩いていたら近所にある駅に着いた。 小腹がすいたから、マ◯ドナルドにでも行こうと、 歩いていた。すると... ───万里が、いた。 女の子と腕を組んで歩いていた。 ───ただ、それだけ。 それだけの事なのに。 胸がチクリと痛んだ。 これ以上、 万里が女の子と仲良さげに歩いているのを見ていたく無かった。 ──俺は全力で走った。 一刻も早くその場から逃げ出したかった。 どうしてこんなに胸がチクチク痛むのか、 分からない。 でも痛いから。 俺は走って走って家にたどり着いた。 食欲はもう無かったし、 今日は疲れたからすぐにベッドに飛び込んだ。
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