12人が本棚に入れています
本棚に追加
親は共働きだったから誰も居ない。
俺は暇だったからどこかに行こうと思った。
でも、どこに行こう?
そんなことを考えながら歩いていたら近所にある駅に着いた。
小腹がすいたから、マ◯ドナルドにでも行こうと、
歩いていた。すると...
───万里が、いた。
女の子と腕を組んで歩いていた。
───ただ、それだけ。
それだけの事なのに。
胸がチクリと痛んだ。
これ以上、
万里が女の子と仲良さげに歩いているのを見ていたく無かった。
──俺は全力で走った。
一刻も早くその場から逃げ出したかった。
どうしてこんなに胸がチクチク痛むのか、
分からない。
でも痛いから。
俺は走って走って家にたどり着いた。
食欲はもう無かったし、
今日は疲れたからすぐにベッドに飛び込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!