二章

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ーー二ヶ月前 《俺は、違う!!人狼なんかじゃない!!信じてくれ!!!》 《〇〇さんが噛まれました。狼陣営の勝ちです。》 「やったな。フジ。」 「あぁ...」 「俺らは、死なずにすんだんだ。多少の犠牲はあったけどな。」 「キヨ…」 「っ…帰ろうぜ。」 パチパチパチパチ 2人しかいないはずのホールに拍手が響き渡る 「「!!」」 『実に素晴らしい。』 「てめえっ!!」 「キヨ!落ち着け!」 『ぜひとも次のGMはフジさん、貴方にお願いします。』 「!」 『引き受けて損はないですよ。帰っても、誰も信じてはもらえない。結局は疑われ続ける。だったら、2人でこの舘に住むしかないのですよ。』 「そうやって、俺達を閉じ込めておくのかよ…」 『…』 「わかったよ。引き受けるよ。でもあんたは…」 グシャッ 「ここで死ぬ運命なんだ。」 俺は、人狼としてこれが、これで人を殺めるのは最後にしたい。 「なあ、キヨ。キヨは、他の村に友達とかいたよな?友達の中に人狼はいないの?」
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