4/33
前へ
/33ページ
次へ
「ああ。お前は暫く休養期間で休みにしてある。」 「……」 ドラマの話って…もう流れちゃったんだよね。 でも完璧に人間の姿を保つようにならなきゃ…悪魔だってバレちゃう。 一生懸命やらなきゃな。 頬を撫でるカインの指に自分の指を重ねる。 「私頑張る。一日でも早く九条司に戻れるように頑張るからね。」 「ああ、お前ならすぐ戻れるだろうな。暗記は得意だろ?」 「うん。セリフ覚えるのと一緒だよね?」 「まあな。運動能力も高いし暗記も得意なら、すぐに帰れるだろうな。」 にっこり微笑むと今度はカインが私の上に覆いかぶさる。 カインの形のいい唇が私の唇をついばむ。 何度も角度を変えて繰り返されるキスに胸が熱くなる。 耳元に艶めいた声で呟くカイン。 「今すぐお前を抱きたい…」 胸が甘く締め付けられ、心臓が激しく鼓動を打つ。 首筋に舌を這わせるカインの肩に震えながら触れる。 胸を這う指先がキャミソールと下着をずらし、直接胸を大きな手で包み込む。 「んっ…ぁ…っ」 舌先が胸の突起を弄び、甘い吐息が漏れてしまう。 恥ずかしい声が勝手に出てきて固く目を瞑る。 カインの指の蠢きに快感に身を震わせ、洋服を全て剥ぎ取られる。 太腿を這う指が濡れた秘部に触れた。 「はっ…っぁあっ…あぁ…」 カインが私の耳元で囁く。 「こんなに濡らして…、聞こえるか?この音…」 意地悪に水音を響かせるカインの指を羞恥から掴んでも、別の手でその手はベッドに押さえつけられる。 「あぁ…っ、…いやっ…」 「イヤじゃないだろ?」 くすりと耳元で笑うカインにくすぐったくて耳を押さえると、その手さえも奪われカインの舌先が耳の中を這う。 「やっ…あぁん…はっ…、あ…」 花弁を這う指がゆっくり私の中を突き挿す。 「ぁあっ!」 頬を濡らすカインの舌が強引に唇を割って入る。 「ん、んっ…っ…ふ…」 吐息が奪われる程激しいキスに頭がじーんとする。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加