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結局、入院していた時は記憶は戻らなかった。事故の記憶もそれ以前の記憶もだ。これから先、ちゃんと記憶が思い出せるかどうかが、不安になってくる。あまり好ましい方法ではないが、病院に通って記憶を思い出すしかない。
だがそれにはお金が必要だ。数十万、必要な可能性だってある。自分でお金を稼げるようになったら行くと思うけれど、今は無理だ。
それに『言葉に色が視え色が心情を表す』ことについてあまり解明されなかった。
分かったことと言えば『喜怒哀楽』を色で表すとすると『オレンジ、赤、青、黄色』であり、明るい心情は暖色で暗い心情は寒色と言うことになる。
正直、難しく考えすぎていたせいで肩透かしを食らった気分だった。
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