0人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
そのまた何年も前。
当時保育園児だった息子のプールの付き添い当番の帰り道。
いつも散歩や水遊びでお世話になっている公園の池の、普段は行かないボート乗り場の方を通りました。
公園の職員のおじさんは毎日のことで保育士さんや子ども達とは顔馴染みのようです。子どもの道草に付き合いながらしばし雑談。
「そうだ、白鳥の卵持って行くかい」
い、いいんですか?そんな珍品!!
実はこの池、迷い白鳥が数羽棲んでたんです(そして迷い大ガメ……いいかその話は)。
子ども達は「温めたら白鳥かえる?」と大はしゃぎですが、
「産みっぱなしで何日かたってるから、無理だんべなあ」
とのこと。
(´・ ・`)ホツタラカシナノカ…
何個かあったそうで、公園的には使い道もないため散歩や観察に訪れる子ども達に配った最後の一個とのこと。で、観察用にありがたく持ち帰りました。
手のひら大の立派な灰色の卵でした。
プール帰りで全員お腹が空いてるはずなんですが不思議と
「食べよう!」
と言い出す子はいませんでした。当たり前か。
さて、そんな出来事も育児と仕事(当時)の忙しさで忘れていたあるお休みの日。
最初のコメントを投稿しよう!