第3章 サプライズ

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『いいのか?俺とこんな関係だって可偉人に知らせても?』 逃げ出せなかった――。 『写真も映像もおまえとの記録は最初から全部あるぞ』 その頃にはすでに 言うもおぞましいやり方で 彼は僕を手中に収めていたし。 『知られたくない……こんな僕……可偉人にだけは……っ!』 『じゃあ、服従の姿勢を見せろ』 『律さん……』 『違う、お兄様だ』 『お兄様……』 『よし。膝をついて両手は後ろで組め。それから?それからどうするんだっけ?』
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