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「そうだ。おまえは俺の広告塔。何が気に食わない?」
言って結い上げた僕の髪に
馬鹿げたクジャクの羽飾りを挿す。
「綺麗だよ。俺の傍にいるだけで価値がある。おまえのために夜毎いくらの金が動くと思う?」
「さあ。大学で経済学を勉強していないので」
そっぽ向く僕の髪を
まだ気にしながら
「嫌味を言うな、ラファエロ。さあ、行こう。みんながおまえを待ってる」
一筋
二筋
律はおくれ毛を引き出し言った。
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