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加奈子は鶏肉の素醤油焼き、豚肉とチーズの一口カツ。牛肉とピーマンの細きり炒めに赤ワインを取った。どの料理も味はなかなかのもので、彼女は品が変わる度に感心している。彼女もワインを追加し、雅宏を見てにっこりと笑った。
食事が終わり、部屋に帰ると雅宏はバスタブに浸かっていた。直ぐに加奈子が入ってきた。しばらく足を伸ばして浸かっていたが、加奈子が雅宏の股間に足を入れ、ゆったりと沈んでいる魔羅をつついた。
それに反応しなかった魔羅を見て、加奈子が手を伸ばして弄くった。それでも雅宏の魔羅は微動だにしなかった。
「意地悪! ちょっとぐらい立ってよ!」
加奈子が驚くべきことをいった。男はいつ何時でも魔羅を自由自在に操れるとでも思っているようだ。
「加奈ちゃん、男の一物ほど気侭なものはないんだぜ。一物の主でも思いのままに扱うのは難しい。魔羅という生き物は神経質な生き物でな、主が制御しようにもどうにもならない物なんだ。わたしの経験からすると、魔羅は独自の神経を持っていて、その神経が女を見たとき何かの拍子に反応するようだ。それが勃起であったり、萎れたりするのだ」
「私が触ってもぴくりともしないのは、私が発するエロスが欠けているということ?」
「さあ、それは魔羅ちゃんに訊いてみないと分からないな」
「そんなのって、どうやって訊けばいいのよ」
「魔羅ちゃんが吃驚するような大股開きでもしてみたら……」
「うわぁ、雅宏さんて嫌らしい。私に大股開きしろだなんて!」
これまでに媾合いの中で、大股開きは嫌というほど見てきた。だれが難といおうと美しいものではない。実に淫靡で浅ましいものだ。
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