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久しぶりに道着に袖を通す。
そして母校の名前が入った黒帯を締める。
着替えが終わり道場に戻ると僕は早速全員を集めるようにと彩衣へ伝える。
「全員集合っ!!」
全員を集めて円の体系にする。
その中心に僕が入る。
「お願いしますっ!」
「お願いしますっ!」
何かを話したりするときは必ず「お願いします」から始まる。
「改めて本日から監督になりました。脇中 由衣です。まずはさっきも言うた通り全員の名前を覚えたいので全員自己紹介宜しくお願いします!じゃあ1番はそこのショートヘアの君から!」
「はっ、はいっ!1年生の楠本(くすもと) 遥香(はるか)です。」
(遥香と。綺麗な艶のある黒髪ショートの少し日焼けしているが整った顔の子。)
「遥香ね!宜しくっ!じゃあ遥香から右周りに順番に!」
「はいっ!2年の木下(きのした) 龍磨(たつま)です。宜しくお願いします!」
(龍磨と。髪の毛ツンツンにしている少しやんちゃそうな男の子。)
「龍磨ね!宜しくっ!じゃあ次。」
「はいっ!2年の柳(やなぎ) 瑞希(みずき)です。宜しくお願いします!」
(瑞希と。しっかりとした口調は3年生か?と思わせるくらい落ち着きがありお団子(髪型)の女の子と。)
「瑞希ね!宜しくっ!じゃあ次。」
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