~*据え膳食わぬは男の恥 *~

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マニュアルを見ながらのたどたどしい二人ながら、色んな穴から体液を滴らせ、ひとつひとつ階段をのぼり…… ついに最後の階段に足を乗せた。 「ローションでたんまり解したし……残るは……アレだけだね」 “解す”に関しては、三斉流先生との再会後、連日のQさんの厳しい特訓で開花している(ただし、開通はまだ)。 包はQさんが持たせてくれたアルミ製のアタッシュケース…通称“痒いところに蛸の足”…から、三斉流先生に合ったサイズのゴムを出す。 ちなみに、アタッシュケースの中身は ・校長の脂 ・ローション ・ゴム関係(サイズ・味・色・厚さ豊富) ・ウエットティッシュ ・潤い系高級ティッシュ ・軟膏 ・ボディクリップ ・ごみ袋(黒) ・使い捨てカミソリ ・擬似肉棒(特大・大・並) ・振動式擬似肉棒(達磨・チューリップ・埴輪・その他) ・手錠、手枷、足枷 ・首輪 ・猫耳と猫尻尾 ・兎耳と兎尻尾 ・こちょこちょ用羽根 ・その他、まだまだ多数 と、まるで歩く大人の嗜好店である。 指を震わせ三斉流先生に装着し、ゆっくり腰を下ろしていく。 「タケ…」 「クッキー…」 茎男のトンネルが武男ミサイルで開通した。 その時…… グラ…グラグラグラ…  グラグラグラグラ…… ギシギシ軋んでいたベッドの脚が折れ、滑るようにベッドが動く。 「なっ…なんだ!?」 「うわっ…!!」 ピタリと動きが止まり、機械音が聞こえたかと思うと、片側の壁が開き上がっていく。 「のあぁぁぁ!?か…壁が…壁が……」 慌てふためき下半身(結合部分)に布団を被せる三斉流先生が見たものは…… 「た…たこ?……Qさんか?」 「えっ?はい。もう、Qさんオッチョコチョイノスケですね」 包が和やかに笑う。 「あの……」 「“この部屋”は実は元起震車だったんだ。それをうっかり作動させてしまったって言ってる」 Qさんは足を二本、手を合わせるように合わせた。 「なんで起震車……」 「欲しかったから、新しい起震車を買って寄贈して、それまであった古い起震車と交換したんだそうだ。それをキャンピングカーにするため、あちこち改良して、普通の部屋のようにしてあったんだ」 「普通のキャンピングカーを買った方が安いんじゃ……」 ポンッとQさんが手を打った。 「言われて今、気づいたってさ」
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