エピソード2

4/31
前へ
/150ページ
次へ
『栗田君と来てみたいなぁ』 そんなことまで思いたくなる自分は、 馬鹿な乙女少女だとつくづく思う。 そんなことはさておき、 店内の雰囲気に満足しながら注文の品を待っていると、 さっきの店員さんが私の注文したものを持ってきてくれた。 泡の立ったカプチーノの上に抹茶の粉末がハート型に掛けられている。 思わず、 そのハートに感動してしまった。 もったいないなと思いながら、 カプチーノを一口。 その後、 チーズタルトを一口。 『はぁ~、 幸せ』 この瞬間が、 私の幸せ。
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加