11人が本棚に入れています
本棚に追加
/150ページ
そんなことを思いつつ、
彼女から目が離せなかった。
店内には、
私の他には誰もおらず、
私一人が彼女の可愛さを独占しているような感じだった。
店員を探しているのだろうか?
店内の奥を覗き込んだり、
辺りを見回したりしていた。
まるで、
不思議の国のアリスが、
穴の中に落ちた時のようだ。
『あんなにかわいかったら、
栗田君も好きになっちゃうんじゃないかな?』
そんなことを思いながら、
私は、
自分の醜さを嫌に感じた。
最初のコメントを投稿しよう!