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『栗田君・・・・・すっごくかわいかったなぁ・・・・』
女の私よりもかわいいのではないかと思った。
それくらい、
彼は、
可愛かった。
いつもなら20分で終わるような内容の宿題がいつの間にか、
1時間も経っていた。
『もう、
こんな時間・・・・・』
外は、
墨を落としたように暗く、
その中に月だけが、
輝きを放っていた。
生徒のほとんどが帰ったのか、
全てが静まり返っていた。
彼は、
もう、
来ないのではないか?と席を立った時。
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