第1章

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ある河川敷 日が傾きはじめている夕日を眺めながら、ある少年が寝転がっている。 彼の名前は、近藤 武。 高校入りたての15歳だ。 今は五月の始めで、生暖かな風が武の頬をやさしく撫でる。 暫く風を浴びていると 「おーい!武、まだねてんのかー?」 と、そんな大きな声が、風に乗って聞こえてくる。 今、武を呼んだ体格のいい男 山田 金。 彼は小さい頃からの幼馴染で、よく遊ぶ仲だ。
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