807人が本棚に入れています
本棚に追加
/277ページ
「まぁ、否定はしませんけど」
そう言ってみれば俺に近づいてくるなりいきなり頭をガシガシと撫でられた。
お陰で俺の頭は鳥の巣と化していた。
「そんな成りして礼儀正しい奴なんだなァお前。えらいえらい」
「…頭、そろそろ解放してくださいよ。鳥の巣になっちまった」
「わりぃわりぃ。ま、よろしくな竹中」
俺の頭を解放して貰い、元の髪型へと戻していく。
ワックスとか付けてなくて良かったわ。
「それじゃ、北条君。竹中くんの事頼んだよ?
竹中くん、いつでも遊びに来てね?またお茶したいから」
「…はい、是非」
ソファから立ち上がり理事長に軽く一礼すれば、俺は北条先生と共に理事長室から出ていった。
そして、俺が入ることになる2-Aの教室がある方へと歩きだしていった。
こうして、俺の学園生活が始まることになる。
だけど、想像もつかないことがこの学園では当たり前であった。
…あーあ、マジ何でこの学園色んな意味でめんどくせぇよ。
最初のコメントを投稿しよう!