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連絡を取ろうと思えばいつだってできたはず。
だけど彼や自分の周りの気持ちを考えれば、むやみに連絡をしてはいけないと思っていた。
それでも、今日はどうしても会いたくて。
お互い多忙の合間を縫って、思い出深いこの場所にやってきた。
「昔さ……、ひどく叱られたよね。
ここで花を摘んでプレゼントした時……。」
一緒に過ごした時間は、決して楽しいものだけじゃない。
それでも私は、きっと幸せだった。
「そりゃそうだろ。
人様の畑の花を勝手に摘んじゃいかんしなぁ。」
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