第1章
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まっすぐに向かった廊下。 そこにはまだ人だかりができていた。 何人かの頭ごしに、張り出されている大きな紙を見る。 一番上にいつもある俺の名前。 榎本 隆文。 それが今は上から二番目の位置にあった。 そのすぐ真上、そこにかかれていた名前。 入江 空。 その時に、心がザワッと動いたことを俺は忘れない。
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