第1章

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「おっはよ~ございまーす!」 「こら花岡、もうとっくに一時間目始まってるだろ」 「すんませーん」 おちゃらけて入った来たやつは、花岡なんとかってやつ。 タレ目に緩いパーマがかかった明るい髪。 人のことは全く言えねーけど、こいつもなかなかな不真面目野郎だ。 今みたいに遅刻もしょっちゅう。 反省なんて微塵も感じさせないヘラヘラ笑いを浮かべながら、花岡は入江の後ろの席へ座った。
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