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そのあと、4台のクルマが来る。
銀のR35、オレンジのC33、黄色いHCR32、青いA31だ。
智とPlasma3人娘がやってきた。
4台がGoalに来ると4台からそれぞれのDriverが降りる。
「サキさん、やりましたねッ!」
「大崎、上手く勝利したな。あと、速くなったな――これはお世辞じゃあない、私はお世辞を言わないからな」
「いや、それほどではありませんよ! まだ智姉さんには及ばないですし――」
Battleに勝った大崎をまるで我が子の成長を見届けた親のように祝う。
それには大崎は照れた。
「いやァ、サキさんすごいですよッ! 榛名最速と呼ばれ、下りに速いFFに乗る走り屋を倒すなんて――おら、興奮しましたッ!」
「大崎ちゃん凄いッ!」
「さすがやでッ!」
Plasma3人娘も大崎の活躍を祝った。
「あのこれまで戦った中で速い走り屋を倒すとはなにか褒美をあげたいな。Battleに勝ったご褒美としてこれから温泉行こうか?」
「温泉? 行きたいですよ。Battleでデジャ・ヴ使ってヘトヘトですからね」
勝った暁に智は温泉を用意する。
これの褒美に大崎は賛成だ。デジャ・ヴの影響でヘトヘトな体になっているからだ。
「決まりだ。じゃあ温泉に行こうか。Plasma3人衆も着いてこい」
ご褒美である温泉へ行くため5人はそれぞれのクルマに乗り、駐車場を去っていく。
最初の難所。ヒマワリとモミジ。
「大崎また勝利ッ! イィーネッ!」
右手の人差し指と親指の間を90度に広げ、それをあごに当ててヒマワリは言う。
「面白かっただろ。大崎の強さがな」
「大崎は強いということは分かっているけど、大崎の強さが改めて分かったぜ」
葛西サクラの妹2人にはかつて姉を倒した大崎の強さが分かったようだ。
「今度、ボクは大崎にBattleを挑むつもりだからな。それの参考になったよ。じゃあボクらも帰ろうか」
今回のBattleは2人にとって参考になったと言う。
サクラの妹2人はそれぞれの愛車、ヒマワリは蛍光GREENのSW20に乗り、モミジはORANGEのALTEZZAに乗って、去っていく。
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