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「俺は適切な目で見てもらうために徹平に全てを託したからな。徹平の判断に任せる。」
そうは言うが、和希も姫香の料理は認めているはず。
でなければ、いくら優姫の妹とはいえ式の料理は任せないだろう。
それに姫香をここに連れてくるように仕向けたのは徹平だ。
今日の姫香を見ていれば、徹平がどう判断するのかは判るだろう。
「スーパーサブになんて、まだまだなれっこないけど。」
「……」
不安な瞳を揺らしながら、姫香は祈るような気持ちで徹平を見つめた。
「今はまだプチサブだね。アンタここでやってく気、本当にあるの?」
「ありますっ!ってゆうか、やる気しかないです!」
『というか』と思わず出した気合入りまくりの自分の声が恥ずかしかったのか、俯き加減で呟いた。
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