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先程のテンションはどこへやら。
俯き加減に呟いた。
「何もかもが足元にも及ばなくて。何も徹平さんの役には立ってないかもしれないです。だから私、気持ちだけはちゃんと持っていようって思ったんです。」
俯いたままだがしっかりとした口調に、
「気持ちだけならいらないんだけど。」
少し辛めのスパイス投入。
「もちろん進化します!徹平さんを見ていれば、自分のレベルがわかりました。私きっと、メチャクチャ伸びしろありますよ?」
パッと顔を上げ力説する姫香の赤くなった頬を目を丸くして見る。
その徹平の顔を見て、急に恥ずかしくなり、姫香は再び俯いてしまった。
「……」
そんなこと。
十分わかってるんだよ。
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