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「徹平の問題の答え、ちゃんとわかったんだ?」
和希の言葉に思わず赤面してしまう。
「うん…まぁ…」
歯切れの悪い返事をしてしまったのは、昨夜見た夢のせい。
「合格。」
「だな。」
「ありがとうございますっ!」
2人から合格点を貰って浮き立つ気持ちと。
徹平を見て飛び出す心臓がめちゃくちゃなコントラストで。
恥ずかしい…。
なんであんな夢を見ちゃったんだろう。
夢の中での私はオーロラ姫のようにドレスで眠っていて。
完璧なまでの王子様スタイルの徹平が私をお姫様抱っこでフカフカのベッドへと運んでくれた。
そしてその後…。
『姫。愛しています。』
と徹平王子は優しく微笑んでオーロラ姫香に口付ける…。
私の理想を思いっきり盛り込んだ夢物語。
もう、まともに顔が見れなくなりそう…。
姫香と徹平は、お互いに小っ恥ずかしい思いを抱えつつ、数日間を過ごす事になったのだった…。
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