episode 2

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ギュッギュッ… 丁寧に丁寧に隙間を作らず奥からキッチリと詰めていく。 くそぅ、徹平め…。 いったいなんなのよっ。 七面鳥のお腹を撫でながら張り具合を確認する。 さらに奥まで手を入れて詰め込むと、先ほどの徹平の言葉が思い出されて力が抜けてしまう。 わざと…なのよね? 私や周りを煽るような言い方。 わざとしたのよね? ……もしかして。 そういうこと…? 徹平との結婚を決めて4日。 何を隠そう、私たちはまだ…そういう関係ではない。 いわゆるプラトニックというやつだ。 休みがなく忙しいという事もあるが、何となくそういう雰囲気を避けてしまう自分がいて。 空気が甘くなるとついつい水を差してしまうのだ。 やっぱり徹平さん…遠回しに誘ってるの…。 そう考えると心臓が無駄にバクバクしてしまって、盗み見た徹平のあまりの妖艶さに眩暈がした。
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