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歯を喰いしばって声を出さない彼女の唇を割って指を捩りこむと、途端に舌が絡みついてくる
自分の快楽ばっかりか───見たこともない『彼氏』に怒りが沸いてきた
きっと彼女は───前戯もなく、ただ『彼氏』のモノを含まされて突っ込まれるだけのセックスを繰り返して来たんだ
確かに高校生が堂々とセックス出来る場所はそう多くない
自分の部屋だって、いつ家の人が入って来るかわからないから落ち着かないのはわかる
お金がないからホテルにも行けない
だけど、こんな一方的な貧しいセックスしか知らないなんて───
オレは律動を繰り返しながら手で、唇で、彼女の身体に快感を送り続けた
少しずつ色付いていく彼女の声はまるで美しい音楽のようで、その声に煽られてますます彼女を高みへと誘った
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