Lesson14

4/4
前へ
/100ページ
次へ
週末になる度に法事が営まれ、東北に帰らざるをえなくなった その度に、もう美紀に会えなくなるような不安があった だけど美紀はオレがいない間に自宅を整えて待っていてくれた 学校が本格的に夏休みに入ったこともあって、その不安を消すように仕事が終わった後、彼女を毎日のように自宅に連れ去り、溺れるように身体を重ねた いつもは迅速な小野寺さんの調査は遅々として進まず、それがオレを苛つかせていた ───もう時間がない タイムリミットはすぐそこまで来ていた
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

330人が本棚に入れています
本棚に追加