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青年
タイランド歴3067年。
我々の地球で言う所の紀元前6年頃。
この年、とある少年が国際指名手配犯となる。
少年の人生は全て、貴族と呼ばれる者達の中の、心無い非道な者達によって滅茶苦茶にされ、少年は肉親を全て失う。
少年はその事に怒り、己が剣によりこの者達の首を次々に両断していった。
少年が捕まり、処刑される日、少年は処刑される寸前にその髪を青み掛かった黒髪を何の穢れも無い純白へと変え、暴れまわった。
その後、彼の住んでいた国の二本の牙と呼ばれた者達二人の手により、退ける事に成功し、少年は消息を断った。
少年が消息を断った後、彼の様な者を出さない為に、彼の住んでいた国は、政策を改めた。 その結果国は善き方向へ向かった。
その数年後、タイランドに存在する人族と呼ばれる者達以外の種族が活発になり、少年の居た国以外の人族の国が全て滅んだ。
二本の牙を中心に国は抵抗するも、数の暴力には勝てず、二本の牙は各々の利き腕を失う。
利き腕を失うも二本の牙は国民や滅んだ国から来た者達を護る為に、その身を粉にしながら死に物狂いで奮闘した。
そうして1年が経とうとしていた。
この物語はその1年後から始まる。
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