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頷く彼女に
今まで黙って会話を聞いていた昴が口を挟む。
「話はだいたい解ったよ。
だから肝心なことを聞いてくれフーさん」
「うん、私もそう思う。
会話はあんまり解らなかったけど……」
アリスも心配そうに恵の膝をつつく。
「解ったわ、2人とも……。
では、教授。
質問をいくつかよろしいですか?」
「いいとも。何かね?」
教授は改めて恵を見つめる。
「私たちはどうして教授の診療所に連れて来られたんですか?
さる人物とは?
正確にはここは何と言う国のどこなんです?」
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