救世主

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「はい、それが……。 先程から ヴォルデンベルグ伯爵がお待ちです」 「来たか……。 丁度よかった……」 教授は恵たちに向き直る。 「君らを診療所に預けた男だ。 彼が救い主なのか それとも 君らをこの厄介事に巻き込んだ 張本人なのか 自分たちで確かめなさい……」 “さる人物”が 向こうから訪ねて来たらしい── 恵は何故か 独房で感じた同じ寒気を 背筋に感じていた。
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