後書きという名のあがき

6/9
前へ
/13ページ
次へ
もーーーーこの人の名前、ほんとやる気なし丸出しでつけました。 作中のエピソードで、童謡をちらっと使いましたが、 あそこから「さっちゃん」と「さちこ」をもらったんです。 漢字はどうしよう、ま、さちこなら、幸子が一般的?  名字はどうしよう、雑草に似てる子なので、いいか、のっぱらの野原で。 こんな感じです。 その頃、武先生の下の名前はもう少し違ったもので、 後に替えた時、幸の字がかぶってるのに気付いたくらいです。 書き手が今ひとつ乗り切れない、幸薄い子として書き始めてしまったので… 可愛いのか、嫌味なのか。 美人なのか、そうでないのか。 性格付けといい、背景といい、作り込みが全て後手後手で ホント、ごめんね、さっちゃん、と言った感じで終始してしまったんですが、 後半、大慌てで可愛く…作ったつもりなんですが、如何でしょうか。 あんまり女性の地位向上とかそーいう部分を声高に述べるつもりはないし、 男女同権がどうのこうのとしゃちほこばったり、 卑屈になるのも趣味ではありませんが、 残念ながら昔も今も、性差による区別は存在しますよね。  ないとは言わせない。 そこで揉まれて苦しんではじき出されるのは多分、 女性の方が多い…ような気がしますし、 設定した時代も戦後直後ですので、さらにタフでないと 男社会では生き残れなかったでしょう。 そこまで性格マッチョには作ってないので結局、彼女は 落ち着くところに落ち着いてしまうんですが… 武先生の共同研究者として公私にわたってサポートしてるんじゃないでしょうかね、 きっとね。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加