第1章

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そろそろだ……そろそろ奴が来る… 俺、梅定夏目(ウメサダナツメ)は確信していた。 「なぁあぁぁああぁつぅうぅううぅ!!!」 ほら来た。どうせまた告白されたんだろう。いい加減女性嫌いを治してほしいものだ…… 「サト…何だどうした?また告白されたのか?自慢かコノヤロー」 抱きついてきたサトこと高本聡衣(タカモトサトイ)の鳩尾に肘をくらわせながら俺は言う 「げふっ…!!…お……おぉう…今日も……素晴らしい攻撃で……」 腹をおさえてサトが言う。 「どうせ告白されたって話だろ?……どうせなら付き合えばいいのに…」 少しムスッとして俺が言う。 そしたらサトは慌てて言う… 「ナツ………。…あのなナツ…誰に告白されても俺が好きなのはナツだけだよ?」 そうサトと俺は付き合っている。周りには内緒…… 告白してきたのはサトだった。 驚いたけど…俺もずっとサトの事が好きだったからすぐに受け入れた。 本人には言わないけど俺はサトが大好きだ。
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