第1章

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『風邪』 「ふぁ……くしゅ!!…ん"ん"…」 あっ…ナツのくしゃみ可愛い……じゃなくて!! 「ナツ…大丈夫か?風邪引いた?」 ティッシュを差し出しながら言うと鼻をかみながらナツが答えた 「んぁ"ー……春だけどまだ夜は寒いからなぁ……やっぱ腹出して寝てたからか?」 ナツのお腹!!///………じゃなくて!! 「え?それってお腹はこわしてないの?風邪引いただけ?」 「んー……腹は痛くないし…風邪も軽いし大丈……ぶっ…くしゅ!!」 「あーあー……大丈夫じゃないじゃん……病院ちゃんと行っとけよ?」 あ……でも確かナツって… 「………絶対やだ…」 かなりの病院嫌い…………だったよな…? やっぱり…今回も行くつもりは無かったっぽいな…… 「駄目だよナツ?ちゃんと行って治さない………と…」 「やだぁ…」 そこにいたのは普段あまり開いていない目にたくさん涙をためた……ナツだ… 「っ……/////」 くっそ……可愛すぎて怒れねぇ…風邪のせいでちょっと目がうるうるしてるし鼻が詰まってるのかちょっと息荒いしほっぺはほんのり赤いし…… 「っ…///…ほらほら我儘言わない!!…大丈夫だから……ね?」 「ぅ………うん…//」 ふぅ…説得成功……風邪引いてるナツも可愛いんだけど……やっぱり元気なナツがいちばんいいよね♪
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