第1章

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『友達と書いてライバル?』 「なーなー梅ちん課題写させてー」 毎回毎回俺にこんな事を頼むのは一人しかいない 「リュウ……課題はしっかりしろって言ってんだろ?」 リュウこと塚田流(ツカダナガレ)流だから俺とサトはリュウって呼んでる 「だって眠かったんだもん」 「だもんじゃねーよ!!提出期限守るのが当たり前だろ!!」 言ったった。俺、正論言ったった((( 「わーったわーった……次から頑張るから今日は写させて?」 「…………はぁ…わーった…どの課題だ?」 「梅ちんのそーゆーとこ好き♪あ、全部で!」← は?なんて? 「おいコラ全部ってなんだよ……リュウお前…まじか?」 「大マジーww」 笑い事じゃねぇ…… 「はぁ……合ってるかわかんねーぞ?」 と言いながらリュウにノートを手渡す 「さんきゅー♪さすが梅ちん愛してる♪」← 「そりゃあどーも」 コイツ課題貸したらすぐ愛してるとか言う…… 確かリュウとサトが幼稚園からおんなじで……俺が中学からかぁ… 俺は人見知りだしコイツらいなかったらずっと一人だったんだなぁ……部活一緒でよかった…… …………恥ずかしい!!/////// こういう事真面目に考えるのめっちゃ恥ずかしい//// ………よし、昼休みまだあるし寝よう。 そのうちしたらサトかリュウが起こしてくれるだろ……… 「スゥ……スゥ…」 「あ、ナツ寝てんじゃん」 「あ、サトじゃん用事終わったの?」 「リュウお前俺が告白されてたの知ってて用事とか言ってんだろ?」 「まぁね。あんまり梅ちんほったらかしだと俺が奪っちゃうよ?」 「言ってろ。ナツは渡さねーよ」 「わかんねーよ?梅ちんの心揺らぎ始めたら俺は容赦なく言い寄るから」 「できるもんならな」
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