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「冥界の調停者曰く、それが輪廻転生のような世界のシステムだと」
「システムって…だったら時間とか一定数って決まってるの?」
「多分…俺は一定数がだいたいこの世界の生物数=で、留まれる時間は人間の寿命と一緒で80年ぐらいだと予想してる」
冥界の調停者にとっては一定数や時間なんて全くといっていいほど関係ない事だし、興味ないから知らんって言われたが。
「ソレを知って異国の妖怪達に対する認識も少し変わった」
「?どういう風に?」
さっきから少年は俺の説明に全然ついて行けずに頭に?マークを浮かべてるような顔をしてるが無視。
「おそらく…あの妖怪達は冥界に引きずり込まれたくない幽霊の集合体なんだろうな、と」
「??どういう事?」
俺の言いたい事が分からないのか珍しくキョトンとした顔で首を傾げる。
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